「東急の空への夢」を全話見終えました。(YouTube版は後日up予定だそうです)
過去の作品は以下になります。
関東の大手私鉄グループである当時の東京急行電鉄(現東急)はかつて、航空事業を営んでいました。その航空事業がスタートして、苦しみながらも軌道に乗せ、そして会社が消滅するまでの過程を全7回で解説した動画シリーズです。
「7回で解説するほどの分量?」と思われるかもしれませんが、実は東急の航空事業は小さな飛行機をただ飛ばすということではなく、一時は航空大手3社の一角を占めるものでした。(残りの2社は現存するANAとJAL)
東亜国内航空→日本エアシステムと名前を変えて生き残った東急の航空事業でしたが、2002年にJALと経営統合、2004年に完全統合、2006年に最後まで残っていた法人格が吸収合併により消滅しました。
上記のwikipediaにはあまり触れられていない事が色々と網羅されており、最初の動画が出てから結構見入ってしまいました。
もし、たらればではありますがJASが現在も独立勢力として残っていた場合には、航空連合のバランスとしても良かった気がします。
現在、世界には、ユナイテッド航空とルフトハンザ航空を主体とする「スターアライアンス」、アメリカン航空とブリティッシュ・エアウェイズを主体とする「ワンワールド」、デルタ航空とエールフランス航空を主体とする「スカイチーム」の3つの航空連合があり、連合間でコードシェアやマイレージ提携等をしています。(連合を跨いだ連携もあり)
日本では、ANAがスターアライアンス、JALがワンワールドで、スカイチームに属するデルタ航空は日本での提携相手が不在となっています。(エールフランスはJALと提携)
もし、JASが残っていたら現在の航空連合の形とはなっていなかった可能性もあり、無くなってしまったのは惜しいかなと思いました。
JASについてはCM等で存在は知っていたものの、JAS路線には乗った事はありませんでした。
作者様の次の作品を期待します。