駆け出しエンジニアの作業ノート

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通過連絡運輸区間を含んだ最長片道切符ルートの検証

当ブログではJRのみの最長片道切符のルートを紹介していますが、ブログでの流入経路を見ていると、通過連絡運輸を用いた最長片道切符のルートについて知りたい方が一定数いらっしゃるようなので、今回はJR6社で通過連絡運輸が設定されている事業者のうち、1社だけ選択した場合どのように変化するか検証しました。

 

今回、検証を試みた事業者は以下の通りです。

 

IGRいわて銀河鉄道

えちごトキめき鉄道

伊勢鉄道

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)

智頭急行

 

青い森鉄道IRいしかわ鉄道についてはJR6社と接続するJR線(盲腸線)との接続で、最長片道切符のルートに関連がないので除外

 

このうち、トキ鉄についてはメモリ不足で検証できませんでしたが、それ以外は検証ができました。

 

まず、JRのみで新青森→門司のルートです

 

新青森→川部→東能代→(奥)追分→秋田→余目→坂町→米沢→北山形→羽前千歳→新庄→横手→大曲→盛岡→花巻→新花巻→北上→一ノ関→古川→小牛田→前谷地→石巻高城町→仙台→(北)福島→岩沼→いわき→(北)郡山→会津若松→新津→東三条→長岡→燕三条→新潟→吉田→柏崎→宮内→越後川口→飯山→糸魚川→松本→篠ノ井→長野→佐久平→高崎→越後湯沢→渋川→新前橋→小山→宇都宮→宝積寺→安積永盛上菅谷→水戸→友部→我孫子→新松戸→南浦和→赤羽→池袋→田端→日暮里→秋葉原錦糸町西船橋→千葉→佐倉→成田→香取→松岸→成東→大網→安房鴨川→木更津→蘇我→南船橋市川塩浜→東京→神田→御茶ノ水→代々木→新宿→西国分寺武蔵浦和→大宮→熊谷→倉賀野→高麗川→拝島→立川→府中本町→武蔵小杉→品川→川崎→尻手→浜川崎→武蔵白石→浅野→鶴見→東神奈川→横浜→桜木町→大船→茅ケ崎→国府津→沼津→富士→甲府→八王子→(横)橋本→新横浜→小田原→熱海→三島→静岡→豊橋→辰野→岡谷→塩尻→多治見→(中)金山→名古屋→亀山→松阪→多気→和歌山→(和)高田→奈良→王寺→久宝寺天王寺→今宮→西九条→大阪→京橋→鴫野→放出→木津→柘植→草津→山科→近江塩津米原→大垣→岐阜→美濃太田→富山→新高岡→金沢→越前花堂敦賀→東舞鶴→綾部→京都→新大阪→新神戸西明石→兵庫→神戸→尼崎→谷川→福知山→和田山鳥取東津山→姫路→相生→東岡山→岡山→津山→新見→総社→倉敷→福山→三原→呉→海田市→広島→塩町→備後落合→備中神代伯耆大山→米子→宍道→益田→新山口宇部→居能→雀田→小野田→厚狭→長門市→幡生→門司

総距離7871.9km

 

 

全てを載せるとキリがないのでここからは、変動があった部分のみ載せます。

 

 

igr.jp

 

まず、IGRです。IGRでは、盛岡〜好摩間に通過連絡運輸が設定されています。元々は、東北本線の一部でしたが、東北新幹線の延伸に伴い、第三セクター化されました。以前は、「北斗星」や「カシオペア」が運行されていた関係で青い森鉄道を含めた広範囲に渡って通過連絡運輸が設定されていましたが、現在は花輪線が乗り入れる区間のみの設定となっています。

 

新青森八戸盛岡好摩大館川部→(以下同じ)

総距離8114.4km

 

 

花輪線がルートに入る関係で、一気に240kmあまり距離が伸びました。

 

 

www.isetetu.co.jp

 

次に伊勢鉄道です。元々は、国鉄路線でしたが民営化直前に第三セクター化されました。ただ、現在は名古屋から三重・和歌山方面の特急・快速が短絡ルートとして利用しています。河原田〜津間の全線で通過連絡運輸が設定されています。

 

(変化なし)

総距離7871.9km

 

特にルートに変化はありませんでした。

 

 

trains.willer.co.jp

 

日本三景として名高い天橋立へのアクセスを担う鉄道です。元々、国鉄線として開業する予定だった宮福線と、国鉄(JR西日本)から移管された宮津線の2路線を運営しています。元々は、北近畿タンゴ鉄道が運行と設備管理をしていましたが、経営悪化の影響で現在は高速バス大手のWILLERの系列会社が鉄道の運行を担っています。JRと接続する福知山、豊岡、西舞鶴の3駅が相互に接続しています。

 

福知山・豊岡接続

 

(ここまで同じ)→福知山宮津豊岡鳥取→(以下同じ)

総距離7901.3km

 

丹鉄利用の分距離が伸びましたが、劇的な変化はありませんでした。

 

なお、福知山・西舞鶴接続と西舞鶴・豊岡接続は距離に変動はありませんでした。

 

 

www.chizukyu.co.jp

 

元々、国鉄線として開業する予定だった路線を引き継ぐ目的として設立されました。現在は、京阪神鳥取および岡山と鳥取を結ぶ特急のルートとして活用されています。路線の両端である、上郡、智頭の両駅および姫新線との接続駅である佐用との間で設定されています。

 

上郡・佐用接続

 

(ここまで同じ)→谷川加古川姫路和田山鳥取東津山佐用上郡相生播州赤穂東岡山→(以下同じ)

総距離7899.3km

 

智頭急行の前後以外でも若干変動がありましたが、30km弱の変動に留まりました。

 

上郡・智頭接続

 

(ここまで同じ)→鳥取智頭上郡東岡山播州赤穂相生姫路東津山津山新見総社岡山倉敷→(以下同じ)

総距離7894.6km

 

上郡・佐用接続より変動幅が小さくなりました。

 

佐用・智頭接続

 

 (変化なし)

総距離7871.9km

 

こちらは特に変化がありませんでした

 

結果として、IGRルートが最長となりました。なお、トキ鉄については機会を見て再挑戦したいと思います。