駆け出しエンジニアの作業ノート

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著作隣接権の難しさ

YouTubeのよく見るちゃんねるの1つ「厳選クラシックちゃんねる」というのがあります。登録からまだ1年半ですが、既にチャンネル登録者数が5万人となっています。

 

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このチャンネルの特徴は作曲家ごとに有名曲の音源を交えながら、解説している点です。最近では、作曲年代ごとの解説動画も出ています。

 

さて、ここで問題となるのが著作権著作隣接権です。

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現在は、作曲者の死後70年が保護期間となっています。ただ、20世紀に活躍したショスタコーヴィッチなど一部を除けば、既に失効となっているためここについては考慮する必要はありません。

 

問題となるのが著作隣接権で、こちらは演奏者の権利となります。

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音源の発売から70年経過後に失効となります。よって、著作権著作隣接権の両方が失効している音源であればYouTube上にアップロードしても大丈夫ということになるはずです。

 

実は先ほどのチャンネルで著作隣接権の解釈をめぐって、音源を管理するレーベル側と見解の相違が発生してしまったようです。

 

個人的にはレーベル側はこのチャンネルと対立するのではなく、協調して欲しいと思います。このチャンネルに音源を提供すればいい宣伝をしてもらえると思います。

 

最近、Spotifyが「Music + Talk」というサービスを始めたようです。

 

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Spotifyの音楽とトークを組み合わせたコンテンツのようです。もしかすると、こちらの方が合っているのかなとも思いました。